RPA比較|違い・料金・選び方

RPA製品の課金とライセンスの違いを表す比較表の図 ノーコード・自動化・RPA

この記事は、RPA 製品の違いだけに絞って比較します。各製品の紹介や目的別のおすすめは別記事で扱い、ここでは「どの軸で、どう違うのか」を確認できる形にまとめます。

扱うのは、公式ページで情報を確認できた UiPath、Automation Anywhere、WinActor、BizRobo!、Power Automate の5製品です。特定の製品を推すことは目的ではありません。

比較の前提

比較した軸(公式ページで記載を確認できた軸のみ)

  1. 価格が公開されているか
  2. 課金の単位
  3. ライセンスの形態
  4. 無料で試せる範囲
  5. 公式が挙げている主な用途

比較の対象外とした軸

処理速度、シナリオの作りやすさ、日本語画面の対応度、サポート体制、導入実績については、各社の公式ページだけでは判断できないため比較していません。推測での比較は行いません。

金額を比べるうえでの注意

この5製品は、金額の表示単位も通貨も期間もそろっていません。年額表示(WinActor)と月額表示(Power Automate)、米ドル建て(UiPath)と日本円建て(Power Automate)が混在しています。そのため本記事では、金額そのものの大小ではなく「どの単位で課金されるか」を比較軸に置いています。

出典: 各社公式ページ(UiPath / Automation Anywhere / WinActor / BizRobo! / Power Automate、いずれも2026年9月時点)

比較表

比較軸 UiPath Automation Anywhere WinActor BizRobo! Power Automate 違いの要点
価格の公開 一部公開 確認できず 公開 確認できず 公開 全プラン公開は WinActor と Power Automate
公開されている金額 Basic 月額 $25 から — NL フル機能版 1,098,680円/実行版 300,080円(年額・税込) — Premium ¥2,248/ユーザー/月、Process ¥22,488/ボット/月 通貨も期間も異なる
課金の単位 プラン単位 確認できず ライセンス単位 確認できず ユーザー単位/ボット単位 Power Automate だけ用途で単位が変わる
ライセンス形態 クラウド(Automation Cloud) 確認できず ノードロック/フローティング/AI連携 製品ライン(mini/Lite/Basic) サブスクリプション WinActor だけ固定/共有を選べる
無料で試せるか あり 確認できず 確認できず あり あり(30日間) 期間が明示されているのは Power Automate
公式が挙げる主な用途 定型業務の自動化、全社の自動化基盤 定型業務の自動化、AI エージェントによる自動化 Windows 上の定型業務の自動化、開発/実行のライセンス分離 部門から全社への段階的な自動化、OCR・AI との組み合わせ クラウドフロー(DPA)、有人/無人のデスクトップフロー(RPA) 「基盤」「Windows 業務」「段階展開」「有人/無人」で力点が異なる

UiPath

価格の公開: Automation Cloud の Basic のみ月額 $25 から公開され、Standard と Enterprise、Test Cloud の各プランは「価格はセールスにお問い合わせください」と記載されています。5製品の中では「一部だけ公開」という中間の位置づけです。

課金の単位: プラン単位の表示です。ユーザー単位やボット単位のように、増える対象が明示されているわけではありません。

他社との違い: 入口の金額だけは確認できるため、まず試算してから問い合わせに進めます。金額が一切公開されていない Automation Anywhere や BizRobo! との違いはこの点です。無料トライアルの案内もあります。

Automation Anywhere

価格の公開: 日本語公式サイトに価格ページが見当たらず、金額の記載を確認できませんでした。問い合わせとデモ申し込みの導線のみが公開されています。

課金の単位: 公式サイトで確認できませんでした。

他社との違い: 5製品の中で、公式が「エージェント型自動化」を前面に掲げている点が特徴です。一方で、無料トライアルの記載も日本語公式サイトでは確認できず、試用の可否を含めて問い合わせが前提になります。

WinActor

価格の公開: 5製品の中でもっとも細かく金額が公開されています。ノードロック(NL)のフル機能版が1,098,680円、実行版が300,080円。AI連携(AL)はフル機能版2,197,800円、実行版600,600円(いずれも年額・税込)。フローティング(FL)のみオープン価格です。

課金の単位: ライセンス単位です。しかも「作れるライセンス」と「動かすだけのライセンス」で金額が分かれています。

他社との違い: 開発と実行を役割で分け、それぞれ別のライセンスとして買える構成は、この5製品の中では WinActor だけです。金額が年額表示である点も、月額表示の Power Automate や RoboTANGO と異なります。

BizRobo!

価格の公開: 公式製品ページに金額の記載がなく、資料請求と問い合わせの案内のみでした。

課金の単位: 公式ページで確認できませんでした。

他社との違い: 金額は非公開ですが、製品ライン自体が規模で分かれています(mini はスモールスタート向け、Lite は部門・チーム向け、Basic は全社展開向け)。「どの規模から始めるか」を製品選択で表現する構成は、プランやライセンス数で調整する他社とは異なります。無料トライアルの案内もあります。

Power Automate

価格の公開: 全プランの金額が公開されています。Premium が ¥2,248/ユーザー/月(クラウドフロー+有人デスクトップフロー)、Process が ¥22,488/ボット/月(無人デスクトップフロー)、Hosted Process が ¥32,233/ボット/月(ホステッド仮想マシン付き)。Process Mining アドオンは ¥749,625/テナント/月です。

課金の単位: 5製品の中で唯一、用途によって単位が変わります。人が操作する前提の自動化はユーザー単位、無人で動かす自動化はボット単位です。

他社との違い: 有人と無人が別プラン・別単位として明確に分かれているため、「無人で何本動かすか」が決まれば費用を先に計算できます。他社は有人/無人の区別が料金表の形では現れていません。日本円建ての月額表示である点も、年額・税込の WinActor や米ドル建ての UiPath と異なります。

目的別の選び方

  • 金額を見てから絞り込みたい場合: 金額が公開されている WinActor、Power Automate、UiPath(Basic のみ)が条件に合います。
  • 無人での実行が主目的の場合: 無人デスクトップフローを公式に明記し、ボット単位の金額も公開しているのは Power Automate です。
  • 作る人と動かす人を分けたい場合: フル機能版と実行版でライセンスが分かれている WinActor が構成として対応します。
  • 段階的に規模を広げる前提の場合: mini / Lite / Basic と製品ラインが分かれている BizRobo! が想定と合います(金額は問い合わせが前提)。
  • AI エージェントを前提にした自動化を検討する場合: エージェント型自動化を掲げている Automation Anywhere が該当します(金額は公開されていません)。
  • まず動かして確かめたい場合: 無料トライアルの案内があるのは UiPath、BizRobo!、Power Automate(30日間)です。

よくある質問

Q. 結局どれを選べばよいですか。
A. 用途と課金単位の組み合わせで変わります。無人実行が中心なら Power Automate のボット単位、開発と実行を分けたいなら WinActor のライセンス区分が、公式に記載された条件と合致します。

Q. 金額が公開されていない製品は避けるべきですか。
A. 公開されていないことと、割高であることは別です。Automation Anywhere と BizRobo! はいずれも問い合わせやデモの窓口を公開しています。要件を提示して見積もりを取る前提であれば、候補から外す理由にはなりません。

Q. 無料で使い続けられる製品はありますか。
A. 本記事で確認した5製品について、期間の定めのない無料プランの有無は公式ページで確認できませんでした。無料トライアルの案内があるのは UiPath、BizRobo!、Power Automate です(2026年9月時点)。

Q. 国産と海外製で違いはありますか。
A. 本記事では、公式ページに記載された用途・課金単位・ライセンス形態・価格の公開状況のみを比較しています。サポート体制や日本語での使い勝手の違いは確認していません。

まとめ

2026年9月時点の公式情報で確認できた違いは、次の3点に整理できます。

  1. 価格の公開範囲: WinActor と Power Automate は公開、UiPath は一部、Automation Anywhere と BizRobo! は問い合わせが前提
  2. 課金単位: プラン単位(UiPath)、ライセンス単位(WinActor)、ユーザー単位とボット単位の併用(Power Automate)
  3. ライセンスの考え方: 固定/共有を選べる(WinActor)、規模別の製品ライン(BizRobo!)、用途別のサブスクリプション(Power Automate)

この3点のうち、自社で先に決まるものから当てはめると候補は絞れます。各製品の詳しい紹介と目的別の整理は、別記事で扱います。

金額・条件はいずれも2026年9月時点に各社公式ページで確認した内容です。最新の条件は各社の公式サイトでご確認ください。

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